アンチエイジング化粧品とは、老化が原因の肌トラブルを防ぐもの

年齢を重ねていくと、たるみや小ジワ、くすみなどが気になります。これら肌細胞の老化によって引き起こされるトラブルを、予防したり回復したりするのかアンチエイジング化粧品。老化していく肌細胞にまで働きかけて若々しい状態をよみがえらせ、その結果、肌の表面に現れるトラブルを軽減。だから、ひとつの化粧品でさまざまなトラブルをケアできます。



細胞レベルにまで深く働きかける。そこが今までの化粧品とは違う点

従来の小ジワやたるみに対応する化粧品との違いは、働きかけるレベルにあります。たとえば小ジワの場合、今まではたっぷり保湿する、肌表面を引き締める、古い角質をクリアにして溝を浅くするなど対症療法が主。ところがアンヂエイジング化粧品は、もっと肌奥深くにまで働きかけ、たんぱく質の繊維を強化したり細胞をふっくらさせるなどして、肌の内側から改善していくのです。さらに、細胞レベルにまで働きかけるので、たるみやくすみなどトラブルを限定しないで総合的に効果を発揮するところが特徴です。



高性能はあたりまえ。心地よさとの両立が重要

「今までのアンチエイジング化粧品は、肌の老化全般に対応する漠然としたものでした。でも、人生80年の時代。80歳になっても今の40歳、50歳の肌を保ちたいというのが、女性たちの切実な願い。顔を老けて見せてしまうたるみ、シワ、肌色の3大トラブルに徹底的にこだわって、早いうちからストップ、改善させるのが最新のアンチエイジング化粧品です」と、化粧品メーカーさん。
さらにこれからは、機能だけでなく使い心地も重視。「高い機能とひきかえに、イヤな使い心地をがまんするなんてナンセンス。感触や香りなどの心地よさにもこだわった化粧品か今後の主流になりそうです」



修復するだけでなく老化を予防する時代です

レチノールのブームを加速させた パワA や、疲れた肌を回復させるビタミンCにこだわった フォースC など、アンチエイジング化粧品の話題をりードしてきたヘレナルビンスタイン。「私自身、多忙でたるみやくすみなどひどいトラブルに悩まされていたとき、パワA.をたっぷりつけてマッサージしていたんです。たった2週間でストレス前よりも肌が若返ったのには本当にびっくりしました。も、修復がメインの時代はもうおしまい。これからは老化を予防する時代に突入です」と菊池さん。老化を加速させる紫外線や大気汚染などから肌を守り、老化しにくい肌に導く。これこそ、究極のアンチエイジング化粧品です。



ひとつの化粧品でマルチな悩みに対応

肌の悩みはひとつではありません。目尻の小ジワ、フェイスラインのたるみ、目の下のくま、くすみ。それらを同時にケアするには、小ジワ用の美容液、たるみ用のマッサージ科などいくつもの化粧品を使わなくてはいけませんでした。「特に40代は加齢による肌トラブルが続出する年代。あれもこれもと化粧品を使うなんて無理な話。それが、アンチエイジング化粧品がひとつあれば、マルチに作用していろいろな悩みを一気にケアしてくれるんです」。バラバラな性質をもった成分をひとつの化粧品に配合する技術は、私たちが思った以上に難しいもの。今はその投術をクリアし、さらに香りや感触の向上を研究するレベルだそう。「また、11月にはレチノールを超える成分を配合した究極の化粧品か登場する予定。楽しみにしていて!」



今のキーワードはDNA。予測美容の時代に!

「90年代、肌のメカニズムがより深いレベルまで解明され、アンチエイジング化粧品が登場しました。将来はもっと進化して、DNAに働きかけて未来の老化を食い止める予測美容の時代に。若々しい肌を長くキープすることができるようになりそうです。ただ、化粧品は医療ではありません。若返りは永遠のテーマではありますが、健康な肌を保つことが一番重要な目的なんです」。たとえば、1本の美容液に美白成分を80%も配合すれば、肌か自くなることは明らか。でも、それとひきかえに肌が乾燥したり荒れては本末転倒です。「目に見える効果を発揮するのはゆっくりかもしれないけれど、化粧品で保温を徹底させることで老化しにくい肌になるし、きれいになれる予感、心地よさ、そういった心のもち方までケアするトータルビューティーか化粧品の投割。老化がひどくなる前に、毎日のケアを見直すことも大切です」



肌の働きをレベルアップさせて若々しい肌に!

ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌の組織と同じ成分をたっぷり投人して肌が元気になったとしても、それは一時的な効果。根本的な解決にはなりません。「最近のアンチエイジング化粧品の期間は、たとえばコラーゲンをただ投入するだけではなく、肌がコラーゲンを生み出す力を高めるための成分を配合する、というもの。つまり、肌そのものをレベルアップさせて、老化しにくい若々しい肌を長く保とうというのが主流です。その考えをベースに、さらに肌の色のにごり、シワ、たるみなど、さまざまなトラブルに対応した化粧品が登場しています」



20代の肌トラブルは表皮でのできごと

肌は、大きく分けて3つの層から成り立っています。肌表面の角質層を含む。表皮がいちばん上にあり、もっとも奥深くにあるのが真皮。表皮と真皮を分けているのが基底層です。

小ジワやたるみ、くすみなどの悩みは、20代や30代でもあります。でも、それは表皮レベルの問題であることが多く、徹底的に保湿したり、肌表面を引き締める、古い角質を取り除くなどの対症療法である程度改善できることがほとんどなのです。



40代の肌トラブルは真皮レベルの深い問題

30代も後半になると、そう簡単には回復しません。それは、肌そのものが老化して回復力が衰えてきていることに加えて、長年のダメージが積み収なって、肌のもっとも深い真皮のレベルにまでトラブルが入り込んでいるからです。

真皮は、栄養を運ぶ毛細血管とつながり、コフーゲンとエラスチンというたんぱく質の繊維が網の目のように張り巡らされているところ。コラーゲンかベッドのスプリングの役目を果たし、エラスチンはそのすき間を埋める中綿のような役目を担っています。つまり、このたんぱく質の繊維がピンと張りつめていることで、肌を内側から盛り上げ、肌表面のハリやなめらかさを保てるのです。



真皮の弾力を取り戻すことが老化の予防

肌のハリや弾力、なめらかさを保っているのは、真皮が健康で丈夫だから。逆に言えば、加齢などでダメージが真皮にまで達すると、たんぱく繊維が変性してゆるみ、肌表面をふりくらと持ち上げていることができなくなります。すると、肌が硬くなる、たるんでフェイスラインがくずれる、小ジワができるなどの、肌表面のトラブルとなって表れてくるのです。

老化予防のカギは真皮にあり。アンチエイジング化粧品は、真皮を健やかに保つためのさまざまな工夫をしています。



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